地鎮祭への姿勢

本日地鎮祭を行いました。

 

晴れていたのですが、尋常じゃなく寒い。

 

地鎮祭は大切な神事です。

 

その土地の氏神を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得ます。

 

そんな大切なときに寒いなど考えてはいけないのでしょうが、寒いものは寒い。

 

しかし地鎮祭が始まると心を集中させて、この建物の完成と関係者の無事を祈ります。

 

私は地鎮祭というものをとても重要に考えています。

 

 

建築の一番初めの関係者で行う行事だからだということもそうですが、若い頃のある信じられない経験からとても重要だと心から思うようになったのです。

 

ほんとに若い若い頃、初めて地鎮祭というものに上司とともに脇で参列させていただいたとき、地鎮祭の手順など何も分からずただただ隅で眺めているだけの状態でした。

 

そして設計事務所の刈り初めの儀で普段温和な社長が、引き締まった力強い声で「エイ!エイ!エイ!」と掛け声を発したときに、いつもと声が違う違和感に少しおかしく思ってしまいました。

 

そんな不謹慎な姿勢であったため、神事の後にもの凄く両肩が重くなり、頭痛と吐き気を伴い、体調が一気に悪化したのでした。

 

この時のことを反省とともによく覚えています。

 

それ以来、神事を行事と思わず、その物事の本質に沿うよう心を流して表層的ではなくシンクロするような感覚でお祈りをする。

 

神事とはそういうものだと考えるようになりました。

 

頼みごとではなく、自身の心と精神の浄化のために行うものだと思います。

 

皆での集合写真です。

 

 

心を浄化するとこのような顔になります(笑)

 

 

お施主さん本日はおめでとうございます。