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光悦寺

京都の鷹ケ峰に光悦寺というお寺があります。

 

京都には3年半ほど居住しましたが、数多くのお寺、神社を拝観したにも関わらず、恥ずかしながら光悦寺には訪れたことがありませんでした。

 

仲良くさせていただいている京都出身の方のお勧めで、先日行ってきました。

 

紅葉した葉はほとんど落ちており、観光客も少なく、私はいかにもというのより、この感じのほうが好きです。

 

元々ここは、徳川家康が、本阿弥光悦に与えた土地です。

 

そして光悦は、この土地に様々な多くの工芸職人と居住し、芸術村としたのです。

 

本阿弥光悦自身は、書、陶芸、漆芸、茶の湯などを行う、マルチアーティストでした。

 

作品である、楽焼白片身変茶碗「不二山」、舟橋蒔絵硯箱は国宝となっています。

 

彼が携わった作品の中で、私がもっとも心躍らされたのは、「蓮下絵和歌巻」という全長25mにおよぶ巻物。

 

俵屋宗達が蓮の下絵を描き、その上に光悦が強弱大小の文字を書いた合作。

 

同じ時代を生きた最高峰の職人二人が互いにリスペクトしながら仕上げた作品は、その当時を思うと鳥肌が立つとともに、新しいことへの挑戦という意欲が感じられ素晴らしいと感じざるをえません。

 

こういった優れた先人たちが様々なものを切り開いた後に我々は生きているという有難さも感じます。

 

仕事の合間ではありましたが、久々にこういった時代文化に触れる機会というのは、貴重なことです。

 

それに触れて感じることは人それぞれですが、何かを見直すいいきっかけになるのではないでしょうか。

 

 

 

 


渋い!設備機器

友人が経営する焼肉店「ジンガ」に新たな換気設備が装備されました。

 

天井から吊り下げられた銀色の筒。

 

店内の空気環境を改善するために、各テーブルごとに排気筒を増設しました。

 

昨今、設備機器を表に出さない傾向があるけど、がっつりも、がっつり、主張しまくってます。

 

このタイプの排気筒は、黒と銀とがあり、やっぱり銀でしょう!と友人に提案しました。

 

友人のお店のスタイルを考えて、設備機器剥き出しの銀色がふさわしいと思ったのでした。

 

またこの筒が無骨ながらもよくできていて、伸縮可能で、中間にあるフィルターも簡単に洗浄可能、ダクトに一定感覚の洗浄用ハッチがあり、内部が180℃の高温に達するとファイヤーダンパーが閉じてダクト内の延焼を阻止します。

 

それぞれ単純な機構なため、見た目にもその操作部が表れて、それがまた渋い。

 

お洒落に気をつかっているおじさんの渋さというより、ど職人の渋さという感じですね。

 

私もしばらく店内で、ホルモンとビールをいただきながら、排煙の状況を確認しました。

 

 

著しく空気環境が改善されていたので、たいしたもんやなと思い、更にこの換気設備を渋いな~と思ったのでした。

 

ちなみに、このとき店内に流れていた曲は、ブルーハーツでした。

 

友人もこの換気設備をすこぶる気に入っているようでした。

 

 

年末年始は、飲食店にとって忙しい時期ですが、この換気設備とともに商売繁盛してもらいたいですね。

 

年が明けて少し落ち着いた頃に、内装工事にかかる予定です。

 

新生「ジンガ」を楽しみにしていてください。

 

 

 

●ジンガ
〒655-0027  兵庫県神戸市垂水区神田町2-12
JR垂水駅,山陽垂水駅,北側すぐ

 

 

 

 


ノスタルジックの消化

過去の情景に惹かれるという人はいると思う。

 

私もその一人だけれど、この現象というのは、今でもうまく理解できないことがある。

 

綺麗とか面白いとか、そんな明快な感情ではないからです。

 

なんか過去に戻ったようで懐かしい感じ、という簡単な感情ではない。

 

刹那に全身を駆け巡る感覚。

 

経過した時間が生み出す雰囲気というか様相というか、そういったものを物理的に見て、それに記憶を照らし合わせて融合、美化させ、心に染み込んで身体に広がっていく、そんなことが、瞬時に繰り返し起こっているような感じ。

 

認識できない間隔で、瞬間的に現在と過去のタイムトリップを繰り返しているのだろうか?

 

ただこの感覚は、古いもの全てに感じるわけではない。

 

先に書いた、記憶に照らし合わせて融合できなければ、心には届かないのだと思っています。

 

過去に行ったことのない場所でも、そのカテゴリーが記憶と融合できるなら、過去の体験と合致する必要はない。

 

現在と過去を瞬時に行き来するので、これほど刺激的なことはありません。

 

だから忙しくても、この感覚を得たいと思い、今日はそんな場所でランチ。

 

 

そして、その場に定着すると、現在と過去のピストン運動は、緩やかになり、高揚感から安息感へ変化するのです。

 

そして次には、この空間と同じ記憶のカテゴリのものへの高揚感は減るのだと思います。

 

今日もまたひとつ、お食事と共に、ノスタルジックを消化したのでした。

 

 

 

 


Re:bar

加古川市で工事を進めていました、バーの完成写真撮影でした。

 

バーの名前は、「Re:bar」です。

 

お客さんが、リピートする、リターンする、そしてリバーという加古川にちなんだ意味が含まれています。

 

リバー(川)からデザインイメージを創りました。

 

川底から水面を見上げると、どのように見えるのか。

 

陸地部分を水面で切りとると、その部分は土や石だろう。

 

その部分は光がないので、きっと真っ暗だろう。

 

水面からは光が落ちてくるだろう。

 

そこで、水面と陸地を反転させて、陸地部分から光を、水面部分を漆黒で表現し、自然の摂理を反転させることで、異世界のイメージとし、常識にとらわれない未知の可能性を秘めた空間となるように考えた。

 

その川底に、一際白く輝くパール塗装のカウンターがこの空間を支配するように構えている。

 

異世界にせりあがる白く輝く物体。

 

この流線型のカウンターで異世界を感じながらお酒を楽しんでもらいたいと思う。

 

このバーは会員制なので、場所を伝えることができなくて残念です。

 

この私のバーテンダーもどきの姿で疑似体験してくださいませ。