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光の姿を見る

照明計画の打ち合わせのために、大阪にある照明メーカーのDAIKOさんのショールームに行ってきました。

 

お施主さんが数年前から考えておられた照明計画の実験を行うためです。

 

DAIKOさんが見事にその構想を実体化してくれました。

 

スリングカーテンの間仕切りに照明をあてる。

 

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光の偉大さを知る瞬間である。

 

光は他の物体に反射することでその存在を現す。

 

光は何かを照らすという概念ではなく、光の姿を見るという素晴らしい感覚を得ることができました。

 

建築計画において、全般照明、間接照明、局部照明、ウォールウォッシャーなど、言葉の意味は対象物に対しての照らし方の表現であり、光の姿を表現した言葉はない。

 

当然、人間も光により姿を認識できる。

 

光は様々なものの姿をあらわにするのに、姿を現すことがない。

 

光の姿をいかに見るか、光の姿を見るための建築を考える貴重な機会となりました。

 

 

 


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木の海原

木造建築の基礎の上には土台と呼ばれる柱を支える木架構の要があります。

 

土台を設置することを土台敷きといいます。

 

基礎の上に敷き並べて、アンカーボルトで基礎と緊結します。

 

見慣れた土台敷きも、今日は違いました。

 

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ここまでの面積の木造建築を設計したのは初めてなので、改めて土台というものの美しさを感じました。

 

整然と力強く組み込まれた桧の架構。

 

ワイヤーフレームで表現された仮想空間のような、まるで木の海原を見ているような、そんな光景です。

 

鉄筋コンクリート造や鉄骨造では見ることのできない、木造ならではの美しさ。

 

美しく、雄大で温かい、まるで海原のように。

 

この瞬間を感じることができて幸せだ。

 

なかなか木の海を見ることはできないから。

 

 

 


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憧れのスペインで紹介されたサンルーム

世界の住宅デザイン総合ポータルサイトhomifyでちょくちょく紹介されます。

 

今回はスペインでの紹介なので、なんか嬉しくなりました。

 

私にとってスペインは建築を始めたきっかけでもあり、初めて訪れたときには、その造形や色彩感覚のレベルの高さに圧倒され、いつかこの場所で圧倒的なものを造りたいと思っています。

 

そんな憧れの国の言葉で手がけた物件が紹介されると、嬉しい気持ちになります。

 

紹介されたのは、増築したサンルームです。
約5帖ほどのスペースですが、リズムを持たせた窓と木造の整然とした架構、そしてその整然さを和らげる六角形の床タイル我ながら絶妙なバランスの空間です。

 

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その空間にお施主さんがセンスよく家具と植栽を配置してくれて、より素晴らしい空間へとなりました。
一際目を引くシャンデリアが全てを繋ぎとめているようです。

 

さてさてどういう紹介のされかたなのか気になります。
紹介文は以下になります。

 

sunsunroom

 

●Lámparas colgantes

 

Un efecto interesante, aprovechando el techo, te lo dan las lámparas colgantes. ¡Mientras más originales mejor! Por supuesto, siempre manteniendo un estilo y equilibrio con respecto al resto de la casa.

 

●シャンデリア

 

天井を活かしたシャンデリアがおもしろい雰囲気を醸し出している。オリジナルに忠実であるほどより素晴らしい。もちろん、周りの空間にも配慮しつつ、スタイルとバランスを保つことは常に重要だ。

(ブログで誤報はマズイので、スペイン在住のアミーゴにきちんと翻訳してもらいました。日本語に訳すのはほんとニュアンスが難しい。)

 

おいっ!建築じゃなくてお施主さんのシャンデリアがメインやん!
なんとなくそんな意味やと分かってたけど。。。

 

ということでお施主さんに感謝!!
シャンデリア最高!!

 
homify
https://www.homify.com.ar/libros_de_ideas/2715326/9-ideas-para-que-tu-patiecito-techado-sea-un-pequeno-paraiso

 

 

 

 

 


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舞鶴にて現場打ち合わせ

昨日は舞鶴にて建築中の美容院併用住宅の現場打ち合わせでした。

 

18年前はこの場所で土木の現場監督として仕事していました。

 

今はこうして建築のお仕事をしています。18年も経ったのだとしみじみ思います。

 

その当時も雪の影響を大きく受けました。

 

コンクリートを打つのに練炭炊いたり、雪が積もった山中で測量したり、今では良い思い出です。

 

今回も雪のおかげで、基礎工事に大きく影響がでました。

 

ようやく建物が上棟して、気候も少し暖かくなり、梅雨までは建築もはかどる季節になります。

 

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隣地の2階建て住宅とほぼ同じ高さですが、3階建ての建物です。

 

階高が低いわけではなく、スキップフロアで内部空間を最大限に活用しているのです。

 

構造はとても複雑で、東京の構造設計事務所にお力拝借しました。

 

木造ですが、主に鉄骨造の計算に用いる立体解析という方法で構造計算しています。

 

大工さんも組み上げるまでは、完全に把握するのが困難なほど複雑な構造です。

 

お施主さんもこの状態になって広さや高さの間隔を完全に把握できるようになりました。

 

私も設計中に空間は完全に把握しているので、実際に中を歩いて空間を肌で感じるとともに、想像と図面と実物のスケールの相違を確認します。

 

特に何も感じなければ、想像どおりということです。

 

この段階で「おーすごいー!」とか大袈裟に感じるようなら、建物と空間をリアルにイメージできてないということになりますから、設計者としては問題ありですね。

 

今回はどうだったか?

 

当然、何も感じません。
マシーンのように淡々と、仏のように雑念もなく、足が少し宙に浮いているかのごとく、すぅーっと確認しながら移動するのみです。
冷徹に聞こえますが、そういう感じです。

 

でも、わくわくするんですよ。ここはこうしたほうがもっと良くなるかなとか、更に思考がステップアップするからです。

 

帰りの車の中で、ある部分についていろいろと考えて楽しみながらドライブしました。

 

18年ぶりに舞鶴でよいお仕事ができそうです。