アリアーネ・フリードリヒ

久しぶりに鳥肌がたちました。
ベルリン世界陸上、女子走り高飛び決勝
大会開始前から、ブラシッチVSフリードリヒ
クロアチアのブランカ・ブラシッチとドイツのフリードリヒの戦いがありました。
ブラシッチは前回大会の覇者で、フリードリヒは遅咲きの新星です。
フリードリヒはとても特徴的な容姿で、観客を楽しませてくれます。
アニメが大好きで、特に「セーラームーン」が好きだそうです。
これを飛ばなければ、メダルすら危ういという状況の中、フリードリヒは3回のジャンプのうち、2回を失敗。
残り1回しかないという状況で、集中力を高めるために、7万人の観客を黙らせました。
唇に人差し指を当てて・・・その瞬間観客は黙り、静寂に包まれました。
手拍子を促す競技者は多くいますが、客を黙らすのはあまり見ません。
静寂の中、ラストチャンスという状況で、地元ドイツの観客達に見守られて、ものすごいプレッシャーだと思います。
広い競技場の中、全員が黙り、彼女を見つめます。
自分に何かを言い聞かすように呟きながら、静かに助走をスタート。
バーに対して斜めに、体をねじるようにして、ジャンプ・・・静寂の中、彼女の体が宙に浮いて止まっているようでした。
綺麗な曲線を描いて、背中からマットに着地・・・バーは落ちていません。
その瞬間、静寂が吹き飛ぶような、大歓声
「静から動」というよりも、「静から爆」といった感じです
世界陸上5
同じくその瞬間テレビの前で、鳥肌を抑えながら、ガッツポーズしました。
特に応援していたわけではありませんが、この瞬間一気に彼女のファンになりました。
尋常じゃない集中力、そしてカリスマ性、すばらしすぎます熱すぎます
ボルトの100m、200mの世界新記録の何倍も衝撃的な瞬間でした。
結果、彼女は銅メダルでしたが、あんな瞬間(映像)を造り出した彼女にアカデミー賞を送りたいです。
なかなか映画でもあんな瞬間は造れませんよ。
世界陸上6
「いや~優勝できなくて、すんまそん」って感じです。とてもいい写真です。

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投 稿 日 : 2009年8月22日