ミネルギーPエコハウス上棟

滋賀県近江八幡市にて棟上がありました。

ミネルギーPエコハウス上棟

ミネルギーPエコとは、
スイスの省エネルギー住宅基準のことです。

その認定を初めて日本で取得するであろう住宅プロジェクトです。
構造体はリグノトレンドというスイスの工法で行われています。

ミネルギーPエコハウス上棟

日本の在来軸組み工法と違い、かなりの質量感のある構造です。
どちらかというと枠組壁工法に似ているのかもしれません。

日本の建築基準に適合させるのには、かなりの時間がかかりました。
ここまでくるのに足掛け4年です。。。

本プロジェクトを自ら先導いているお施主さんはもちろん、海を越えてたくさんの方々の努力の結果、この日を迎えることができました。

前事務所から引き続き設計者として携わっています。
あまりの内容の複雑さに引き継ぐことができないという理由からでした。

スイスとのスカイプ会議や、スイス向けに英語表記の図面を作成、
そして海外製品の内容把握、日本の建築申請手続きの調整など、
国内での仕事の何倍もの労力がかかりました。

ほんとうに良かった。
プロジェクトの進行を喜ぶのではなく、
施主さん家族が住むお家がようやく形となり現れたということに、
心から嬉しいと思います。

プロジェクトの進行を喜ばないわけではなく、
幾多の苦難を最も味わって最も多くの心労を抱えたのはお施主さん自身です。
そのお施主さんの安らげる場所が、
完成するという意味で嬉しく思うのです。

早く完成して、ゆっくりと寛いでいただきたいですね。

ミネルギーPエコハウス上棟

カテゴリー : 新築物件

投 稿 日 : 2013年3月7日