Category Archives: 日本建築

土日は姫路市御立にて住宅見学会

3/28(土)、3/29(日)の10:00~17:00に
姫路市御立でお施主様のご好意により住宅見学会を開催いたします。
ご都合がよろしい方は是非見にきてください。

 

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あえて内容の説明はしません。
そこに訪れて、見て、感じてこその建築であると思います。

 

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工事中に訪れる業者さんに、ここは住宅ですか?と尋ねられるような住宅です。
いろんな職人さんたちの思いのこもった空間を是非堪能してください。
場所などの詳細はこちらをご覧ください。↓
http://houseinfo.jp/event/#36_event

 

私は両日とも現地におりますので、お声かけいただけると幸いです。

 

 

カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2015年3月26日

京都祇園「長楽館」にて

昨日は京都市内にて住宅のプレゼンテーションでした。
ここ一週間ほどまともに寝れていなかったので、心身ともに疲れているといった感覚でした。
そこで、京都でのプレゼンの帰りに、心を癒すためにある場所へ行きました。

 

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京都に住んでいた時も、それ後もなかなか行く機会がなかった場所です。
祇園円山公園に建つ「長楽館」です。
1909年煙草王・村井吉兵衛によって、賓客をもてなすための迎賓館として建築されました。
アメリカ人建築家、J.M.ガーディナーにより設計された建物です。
伊藤博文、英ウェールズ皇太子、米財閥ロックフェラー、大隈重信、etc・・・著名な方々がここに訪れています。

 

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中へ入るとタイムスリップしたように、その建築様式に時間の感覚を狂わされるようでした。
上質であり落ち着いた空間。
何時間でも何日でもここで過ごしたいと思わされる魅力ある空間です。
伊藤博文が名づけたという「長楽館」という名前のとおりの建物です。

 

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なんかこの人落ち着いてコーヒー飲んでいるように見えますがね、
このコーヒーいいお値段なんでビビッてるんですよ。
なぁ~~にぃ~~!やっちまったな!

 

でもこの空間で飲めるんなら高いとは思いません。

建築がそこで営む商売に付加価値をつける良い例ではないでしょうか。

 

っと。。。時計を見ると時間がありません、今からまた京都へ行かないと。
京都と言っても今日は福知山です。
お施主さんと3度目の打ち合わせです。

 

それでは、行ってきます。

 

カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2015年3月15日

土木と建築

昨日、今日で、大きな建造物と大きな建築物を見ました。

昨日は、家族で明石海峡大橋に散歩に行き、改めてその構造美に惚れ惚れしました。
土木の仕事に従事していた時代は、構造美とか考えたことなかったのですが、
建築の仕事をしてからは、建築と対比して考えるようになりました。

そもそも土木と建築の仕事は何が違うのか?ということになりますが、
一般的に見れば、土木は公共的に利用し、大きな範囲で利便を向上させる役割の建造物を造る仕事で、
建築は、人々に対して必要性のある内部空間を有する建物を造る仕事。

両者は規模の大小の違いや、用途によって分けられることが多いですが、
地球上に物体を生み出すという意味では同じです。

先に書いた土木の建造物の美しさとは、構造によるところが大きい。
それは、大きな建造物に大きな重量負荷がかかることと、自然環境の影響を大きく受けるので、
それを支える部分の負荷を軽減するために、建造物本体の重量を最大限まで減らすように設計されていることです。
その為、構造がむき出しになり、無駄な部材をそぎ落とし、必要最低限まで淘汰され、
その末にシンプルな力の流れを感じる構造美が現れます。

土木と建築

建築では仕上げを施し、内部空間を構成する。
建物の外観もそのものを成り立たせるように構成する。
それは構造的な負荷を与えることもある。
しかし造形としての美しさを有することができる。

両者の美しさの観点は違うようにみえるが、
建築でも要素を淘汰したものは美しいし、木造の構造はとても美しい。

今日は、姫路で打ち合わせがあり、その足で姫路城を見て帰りました。
大規模な改修工事中ですが、とても美しい外観が姿を現しています。
安土桃山時代から江戸時代初期にかけての建築技術の粋を極めた傑作といわれ、
軍事的・芸術的にもっとも完成された建築物です。

土木と建築

両者の美しさで重要なものは、技術の結集と、そのものが存在する意味。
そういう意味では、土木も建築も美しさの底辺は同じなのです。

昨日と今日あらためて、ほんとにいい刺激を受けました。
とても大きな題材なので、頭と心にあることをブログでは語りきれないけど、
ものづくりの意欲を増大させるには、十分な2日間でした。

カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2014年6月16日

MONOづくり語りAI

今日は朝から車の冷却水漏れが発覚してバタバタしました。

そんな訳で午前中が潰れてしまい、昼からの業務でした。

そんな午後に、タクトホームの川畑さん(バービーさん)が尋ねて来られました。
ある話から発展し、ものづくりについて語り合いました。

MONOづくり語りAI

身近に同じ意思をもって語り合える人がいるというのは、とても幸せです。

建築のすべてをものづくりとして考えることは、とてもパワーのいることです。
もっともっとそこに近づかなくてはならないと思います。

生涯かけて建築の要素のすべてをものづくりとして完結することができるかどうか。

そんなことを考えるたびに、自分が建築に携わろうと思わされた、ガウディの建築を思い出します。
何度もガウディ建築を思い起こすごとに、見方が変わっていることに気付きます。

いろんな知識や経験を得て、建築を始めたころの純粋な思いが失われそうになっていたのが、
今度は知識、経験を得ながら原点に戻っている感じです。

自分で言うのもなんですが、建築について何も知らない頃は爆発的な想像力があったと思います。
勝手に自分で抑えつけていたものが、戻ってきた気がします。

グランデザインとして開業して3年目に入りました。
よりものづくりの真に近づけるよう、そしてよりものづくりに対して誠実であるよう、
そして何より楽しくあるよう、
そうありたいと強く思った昼下がりのひと時でした。

MONOづくり語りAI
<CASA BATLLO>

カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2014年4月7日