シャンゼリゼ通り =Les Champs-Elysees=

夜になって、かなり冷え込んできました。
寒さと、空腹は、孤独感を一層大きくします。
これこそ負の連鎖です。
こうなると、楽しむというより、修行に近くなってきます。
ひとりでブツブツ言う時もありました・・・。
こういう時は日本人に出会うことを願いますが、絶対に出会いません。
こういう負の連鎖の時は、むしろもっとイヤなことが起こります。
だいたいそうです。
こういう時は「気」というものを信じてしまいます。
自分が重い空気を出していると、悪いものが寄ってきます。
一人でいると、なかなかこの負の連鎖から抜け出せません。
しかし、ユースホステルに帰ってしまうのももったいないので、泥沼にハマる覚悟で散策を続けます。
こういう状況で唯一救われるのは、見たこともない美しい景色です。
パリ地下鉄
<地下鉄の駅です。キレイです・・・>
それを求めてシャンゼリゼ通りに行くことにしました。
かなり寒かったです。ギブ寸前です。
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<コンコルド広場。マリー・アントワネットが処刑された場所。エジプト、ルクソール神殿から贈られたオベリスク。そして観覧車>
着きました。シャンゼリゼ通り。クリスマスでライトアップされているのか、それとも普段からライトアップしてあるのか分かりませんが、とりあえずキレイです。
この真っ直ぐ先に凱旋門があります。何も見えませんが、そこにあるという事実さえあれば、想像でカバーできます。
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<シャンゼリゼ通り。その向こうに凱旋門?>
こういう感覚がとても好きです。
登り坂があって、峠の先が見えない時などもこういう感覚になります。
先に海があることを分かっていれば、峠を越えた瞬間に青く輝いた海が目に飛び込んでくるその刹那の、風や匂いや音を想像できます。
そういうことを想像しながら撮った写真がこれです。
両側を車に挟まれて、撮影しています。
夜景なので、フラッシュがたけないから、シャッターを開いたままじ~っとしています。
かなり厳しい状況です・・・。クリスマスです・・・。
「オレも車乗せてくれー!」
こうやって文章を書いてる方が孤独になってきました・・・。