カテゴリー別アーカイブ: スペイン建築

ガウディ建築に対する感覚・ものづくりに対する感覚

少しだけ仕事が落ち着いたので、机の傍らにある雑誌をゆっくりと眺めました。
「Casa BRUTUS 井上雄彦とガウディ巡礼」

DSCN7244のコピー

ページをめくりながら、懐かしさとともに心が落ち着きます。
カタルーニャの匂いを、そして地中海からの暖かな風を感じるようです。

本文の中に、井上さんのガウディ建築に対する画家としての心情が綴られています。

「3年前に訪れた当時は、ディテールにばかり目がいっていたんです。造形の凄さとか、そのソースや意図とか。。。」

私もバルセロナに訪れた最初は同じような感じでした。
ディテールを見たり、造形について考えたり。
そうしながら数ヶ月の間、サグラダ・ファミリアの前を通り過ぎたり、中に入ったりしていました。
あるときその感覚、見る対象が変わったのを覚えています。

昼下がりに公園のベンチに座って、ボーっと聖堂を眺めていました。
そうすると、当然のようにそれを取り巻く大勢の人も視界に入ります。

毎日毎日何人の人がここを訪れているかな?
それだけの人を惹きつけるエネルギーとはとてつもないな。
そう思ったときから、ガウディの建築を観るのではなく、感じるようになりました。

井上さんも今回のバルセロナ滞在でガウディ建築に対する感覚が変わったと書かれています。
「これだけの人を呼ぶ力ってなんだろうとか、彼らは一体何を見に来ているんだろうとか、・・・」と。

建築をそういう見方で見るようになると、ほんとに多くのものが自分の中に飛び込んできます。
バルセロナの限らず、いろんな国の建築を見ましたが、特にガウディは別格でした。
落ち着いて、写真を眺めると形ではないものが沸いてきます。

それがものを造るものとしてとても大切なものなんだと井上雄彦さんが、
同じように感じられたことによって明確になりました。

井上雄彦さんに比べると私の感覚など陳腐なものですが、
偉大な画家と少しでも同じ感覚を得られたことは、自分にとってとても貴重な体験でした。

数ヶ月前から、日本スペイン400周年として「ガウディx井上雄彦の特別展」が開催されています。
東京から始まり、今は金沢で開催されています。
その後、長崎、神戸、仙台を巡回予定です。

神戸開催のときには行く予定です。


ガウディのしかけ絵本

そうそう、先日購入したガウディのしかけ絵本の紹介を忘れていました。

これは、嫁さんがこんなんあるでと教えてくれた本です。
それを見た瞬間、
「お願い!買って~~~」とおねだりして買ってもらった本です。

ガウディの代表建築が本をめくる度に飛び出してきます。
サグラダ・ファミリアも未完成の状態で飛び出してきます。

そして、各ページごとに、ガウディのコメントが綴られています。

「しかし人間は創造するのではない。発見するのだ。」

なんともガウディらしい慎ましやかなコメント。

ガウディの建築や考え方をある程度知った上で読むと楽しいかも。
実物はこの本の何倍もすごいから、あくまでポップアップということで。

アカンアカン仕事しよ。

ガウディのしかけ絵本
<カサ・ミラの屋上>


サグラダ・ファミリア崩壊!?

あっという間にゴールデンウィークですね。
休んでいる間がないほど忙しいのですが。。。

忙しい合間にひとつの楽しみとして、
月曜日にキン肉マンの連載を読んでいます。
読むといっても、週間プレイボーイのwebコミックとして、毎週無料で楽しんでいます。

キン肉マンは、私の幼少期に代表となる漫画でした。
幼稚園のときに始まり、小学生の途中で完結しました。

そして、数年前にはキン肉マンの息子が主役となった、キン肉マンⅡ世が連載され、
これも完結しています。

去年、コンビニでふらっと本のコーナーに目をやると、「キン肉マン38巻」が置いてました。
昔の背表紙のテイストそのままだったので、懐かしいなぁ~と思っていましたが、
なんで、今頃元祖キン肉マンのコミックがコンビニに並んでいるんだろうと不思議に思い、
少し考えていると、元祖キン肉マンは確か36巻で完結して、その後に特別編で37巻が出ていたのを思い出しました。

38巻!?

本の真ん中を帯状に封がされているので、本の角をちびちびメクリながら内容を確認しました。
なんか見たことのない内容。。。

気になったので、とりあえず買ってみました。

そしたら、元祖キン肉マン37巻の続きでした。
約25年ぶりに続編が出るとは。。。渋いことするな~。
それから、毎週無料WEBコミックで読むようになったわけです。

しかし!今日!!
キン肉マン第91話にて、スペインのサグラダ・ファミリアがサイコマンという超人に破壊されているではありませんか!
塔が4本折れてしまいました。。。

サイコマン(壊した超人)曰く、サグラダ・ファミリアが建設されている土地には、何か重要なものが埋まっているということでした。
だから、そこを荒らされないように、ガウディに啓示を与えて、永遠に完成しない教会を建てさせたというのです。

そこで誰よりも怒りをあらわにした超人がいました。
バファローマンです。
バッファローマンはスペイン出身の超人です。
サグラダ・ファミリアが崩壊するのを見て、
「きさまぁーっ、我がスペインの誇りになんていうことを!」
と叫びます。

サグラダ・ファミリア崩壊!?
<バッファローマン 叫んでいる姿 模写>

この設定には、ガウディ建築を愛する私も愕然としました。
ゆでたまご先生(作者)は最終的にサグラダ・ファミリアを元の姿に戻すつもりでしょうか?

そうでなければ、私の考えた超人が黙っていません!

建築を愛するオカメマン
(マンというのはおかしいかもしれませんが。。。)

サグラダ・ファミリア崩壊!?
<建築を愛するオカメマン>

かなり強いです!
このやさしい顔に騙されて、やられます!
ゆでたまご先生ピンチ!

サグラダ・ファミリア崩壊!?
<2年前に訪れた時の写真。今はもっと工事進んでるだろうな~。>


バルセロナ・パビリオン

1929年のバルセロナ万博時にドイツの巨匠、ミース・ファン・デル・ローエにより設計された建物。
バルセロナ・パビリオン
プラサ・エスパーニャのそばに建っています。
一目見るだけで美しいと感じてしまうほど、洗練された建物です。
屋根、壁、柱、ガラス、床・・・全部見えますね。
すごいバランスです。
バルセロナ・パビリオン
バルセロナ・パビリオン
屋根と大理石の床の間に、壁と柱とガラスが挟まれているように見えます。
屋根を支えているいうようには見えません。
実際その前に立つと、重力を失ったように感じました。
8本のスチールの柱は、より細く見えるように十字の形をしています。
壁は天井と床の白さに反して、存在を抑えるような濃い色の大理石で構成されています。
バルセロナ・パビリオン
省エネルギー性の高い建築物かといえば、当然NOでしょう。
ミースが環境先進国である現在のドイツに生きていたなら、どのような建築をしたでしょうか?
今は、美しいだけで良いという時代ではありません。
ですが、この美しさは引き継ぐべきものであると思います。
物理的に快適に暮らすということも大切です。
そして芸術的快楽を備えることは、大変難しいことですが、
その追求こそ建築家の最も大きな仕事であると思います。
バルセロナ・パビリオン
本棚に「ミース・ファン・デル・ローエの戦場」という本が置かれています。
これはかなり昔に買った本ですが、冒頭から読みづらくて、
ほとんど読まずにおかれています。。。
読まなくてはなりませんね。。。という締めで終わりたいのですが、
たぶんもうしばらく読まないと思います。
追求の過程で読むべき時がくれば、おのずと読むでしょう。
バルセロナ・パビリオン
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