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小説を書く

お世話になった、行きつけのバーが閉店になり、はやくも1ヶ月経ちます。

 

そこでは、多くのお酒のことを教えてもたい、バーテンダーのありかたというものも、学ばせてもらいました。

 

そして、よいバーとはどういうことかも。

 

閉店といっても、次なるステップに挑戦するために、アメリカに行くということなのです。

 

そんな好きな場所を題材に、小説を書かせていただきました。

 

バーでのささやかな異性との心模様をテーマに、3編のストーリーを執筆しました。

 

前々から小説を書くことには、興味があり、合間の時間にいろいろと書いています。

 

 

人に読んでもらうような、文庫本に仕立てたのは、今回が初めてで、まだまだ力不足で薄っぺらい本ですが、よい挑戦をさせてもらえたと有難く思っています。

 

仕事柄ですが、小説を書いていても、どのような情景か、どのような空間か、どのような建物か、内装など鮮明に頭に浮かびます。

 

なかなか鮮明に浮かばないのは、そこに出てくる女性像です。笑

 

男目線での小説ですが、書きながらもやはり女心は分からないというのが、一番困ったところです。笑

 

短いですが、なんとか書き上げることができて、題材にさせてもらったバーテンダーはもちろん、知り合いにも読んでもらって、一歩先に進んだ気がします。

 

小説を書くという行為は、空想の状況で、人がいろんな行動を起こすということを、強く想像することです。

 

本当に現実に近づけるくらいの強度で、主人公や、その相手、周りに人になりきるように、多くの視点で考えます。

 

建築を計画するときに似ているなと思いました。

 

想像を絵にするか、文章にするかの違いのように思いました。

 

これからも、あたためている題材の小説を、少しずつ書いていこうと思います。

 

いつか、芥川賞とるどー!

 

 

 

 

スペイン建築研修4

バルセロナの夜。

 

バルセロナは、日本と比べるとかなり治安が悪いので、注意しなくてはいけませんが、静まり返った夜は、とても贅沢なのです。

 

日中、観光客で溢れかえる街中も、深夜になると、BARやレストランで賑わう場所意外、ほとんど人がいなくなります。

 

そして、ゆっくりと、ガウディ建築や町並みを鑑賞できるのです。

 

夜中に歩きまわるのはお勧めできませんが、この上ない素晴らしい空気を感じることができます。

 

 

観光客だらけの町並みは、いろんなものが混じり合った状態なので、本当のバルセロナ自体を感じるということは困難です。

 

静まり返った町並みを眺めていると、ゆっくりと空気を感じて、いろんなことが身体に入ってくる感じがします。

 

そっと静かに佇む、ガウディ建築は、夜になるといかに町並みに馴染んでいるかが伺えます。

 

カサ・ミラは、特に意識していなければ、通りすぎてしまいそうなほど、その存在を見事に夜の闇と同調しています。

 

 

ガウディ建築の自然造形美が、単なる人工物と一線を画くするところです。

 

経年変化も伴い、その感覚がますます増しているようにも思えます。

 

私が、建築にもとめる、経年による美というものを、見事に感じさせてくれます。

 

なんか、古くなってみすぼらしいね、という建築はかわいそうです。

 

なんか味が出てきて、渋いねとなりたいですよね。

 

ガウディ建築は、そんな一般的なレベルではありませんが、私が目指す、もっとも最高のものです。

 

それを、ひしひしと味わえるのが、深夜の姿でありました。

 

もし、体験されようとする方は、くれぐれもお気をつけくださいませ。

 

 

 

 

 

スペイン建築研修3

スペイン在住の友人との再会。

 

バルセロナで、勉強していた時の友人と、会うことができました。

 

バルセロナから、少し離れ、サンセバスチャンへ。

 

バルセロナと比べ、観光客は少ないですが、美食の町として有名です。

 

 

バルセロナから、飛行機で向かいましたが、サンセバスチャン(ドノスティア)空港へ、快晴なのに風のせいとかでなかなか着陸できず、結局、隣町のビルバオへ着陸しました。ほんま、なんでやねんです。。。
後々聞くと、航空会社のストライキが関係していたみたいです。。。

 

航空会社がサンセバスチャン行きのバスを手配するような流れでしたが、時間がもったいないので、空港前の有料バスに乗り込みサンセバスチャンへ直行。

 

ようやく友人に会えたわけです。

 

少しスタートは遅れましたが、そこからBARのハシゴ、ハシゴ、ハシゴ!

 

 

流石に美食の町、久々の友人との会話もあり、お酒と一品料理の手が止まりません。

 

友人宅に泊まらせてもらい、次の日も合わせて、10件以上は楽しませていただきました。

 

これぞスペインといったところでしょうか。建築だけでなく、文化もたっぷり堪能です。

 

名残惜しかったのですが、短い滞在のため、またバルセロナへ戻り、その足でバルセロナでカメラマンをしている友人と、引き続きお食事。

 

 

ここでも、話が弾み、お酒三昧、友人宅でもお酒三昧。

 

海外で、頑張っている友人たちと会えて、力をもらえました。

 

ほんとに、こういった友人たちがいて、有難く思います。

 

素晴らしい風景や、建築に囲まれて、こんなに短い時間でも、十分に楽しむことができる、それがスペインの最大の魅力かもしれません。

 

 

次は、日本で会いましょう!

 

 

 

 

スペイン建築研修2

スペインといえば、やっぱりスペイン料理!

 

 

タパス、ピンチョス、パエリヤそしてお酒!

 

今回も、バルをハシゴしまくりました。

 

その土地の感覚を知るには、食事と酒が一番です。

 

スペイン人は、日本と違って、一件のお店で、長居しないんです。

 

数杯飲んで、軽く食べて、次の店へみたいな感じで、ふら~っと、顔見知りのお店の人と喋りにきている感じですね。

 

皆、気さくだけど、他人に合わせようとしない。

 

そんな文化だから、カウンターに料理が並んでいて、さっと選んで喋ってお構いなく店を出る。

 

 

そもそも飲食店といえど、日本とは本質的に、求められるものが違うのです。

 

日本でも、近年では、立ち飲みの店が増えましたが、やはり場所をしっかり考えないと、うまくいかないのです。

 

スペインでは、繁華街以外でも、カウンターで立ち話しながら、お酒を楽しんでいますし、腰を据えてという感じは少ないですね。

 

料理の味付けは、ほとんどが濃い目で、熱々のものはほぼ無いです。

 

これもサクッと少量食べるのに、丁度いいです。

 

繰り返し過ぎると太りますが。。。

 

その店に来るお客さんを十分に想定して、無理のない店舗とすることの重要性がわかります。

 

ただ、食文化は多様化していく傾向にあるので、何かに特化したお店の場合は、その店の独自のスタイルを貫くほうが、より差別化を図れるとも思います。

 

ただ、その領域は、大衆酒場ではなく、レストランの部類に入るのだろうと感じました。

 

大衆酒場の領域で特化するには、ということが、更に深く考えるべき要素かなと思いました。
なぜこの店は内装も普通なのに、お客が多くくるのかとか、洗練されているように見えるけど、お客が少ないなど、自国ではない場所では、新鮮に考えることができます。

 

 

我々は、飲食店経営者ではないので、クライアントの意向に沿えばいいのかもしれませんが、そうしたことを考えて建築に投影しないと、活きたものにならないのです。

 

そんな真面目なことを書きながらも、実のところお酒を飲み過ぎて、酔っ払っているのですが。笑

 

今回得た感覚が、今後の店舗設計に、更に活かされると実感しました。