Monthly Archives: 1月 2018

若い頃に極暖ヒートテックがあったなら

今日は一日中住宅のプランをまとめていました。

 

途中に仲のいい工務店さんが事務所に寄ってくれて、最近寒くなったという流れから、ユニクロの極暖ヒートテックの話になりました。

 

私も愛用していますが、従来のヒートテックよりやや厚めで内側の生地が起毛になってさらに保温効果が高くなっています。

 

若い頃、私も設計ではなく工事側の人間だったので、冬の外の現場仕事は体にこたえました。

 

昔からこんな素晴らしいものがあったらよかったのにと、少しばかり昔話に花が咲きました。

 

20歳から25歳まで、山の上に建つ送電線鉄塔工事に携わっていましたので、冬の寒さについては特に気をつけなくてはなりませんでした。

 

日々山を登り、更に100Mほどの鉄塔に登ります。

 

塔上は吹きさらしの状況で、長いときは半日そこに居なくてはならないこともありました。

 

時には雪の白いカーテンが遠くから迫ってくるのが見えたりと、なんとも神秘的なシーンにも遭遇するのですが、手袋ごと凍るといったこともあったり、100M上空の足場に雪が積もって滑るといった恐ろしい思いもしました。

 

防寒着は着込めば着込むほど動き辛くなりますし、重くもなります。

 

だから体に負荷がかかって肩がこったりするわけです。

 

この当時に極暖ヒートテックがあったら確実に重宝していたでしょう。

 

振り返ると若いときによい経験をしたなと思います。

 

こんな特殊な経験はこの先もなかなかできるものではないでしょうし、何より辛いことは若いうちに買ってでもしておけば、その先のメンタルキャパシティが大きく膨らむと思います。

 

そしたら今なら尚、高性能な服着て登れるんじゃないかって?

 

それは無理でしょー。

 

だってしんどいもん(笑)

 

若い頃の写真が一枚だけ出てきました。

 

 

舞鶴ですね。

 

季節のよい時でしょうね。

 

全く思い出しませんね、この時の感情。

 

彼は何を笑ってるんでしょうか?

 

自分がまるで他人のようです(笑)

 

 

 

 

カテゴリー : pickup | 日記

投 稿 日 : 2018年1月11日

丸刈りと個性

最近、中学校の丸刈り制度廃止が遅かった神戸市についての記事を読みました。

 

現在では考えられないと思いますが、神戸市内の市立中学校は男子生徒全員、強制的に丸刈りをしなくてはならない校則がありました。

 

私は小学生時、髪は坊ちゃん刈りのような長さで、6年生になってスポーツ刈りのような短さにし、慣らしていったのを覚えています。

 

この校則についてどうだったかと改めて考えると、そこまで嫌という感覚もなく、皆そうだから仕方ないという割り切った感じでした。

 

デメリットかどうかだが一目で中学生と分かることくらいなもので、頭を乾かす手間が省ける、髪型を考えなくてよい、散髪代が安いなど、恩恵の方が多かったように思います。

 

「個性の尊重」という観点でこの丸刈り制が廃止されたということだけど、個性なんてものは、髪型で表現するものではなく、内面的なものだと思うので、私の時代の丸坊主中学生たちは個性に満ち溢れていましたけど、と腑に落ちない間隔になります。
髪型で奪われるような個性なんて個性とは言わないでしょ。

 

周りの丸刈り世代も、このことを悪く言う人は一人もいないし、まあ知らないところに嫌だった人もいるだろうけど、皆同じ条件だし、逆にある程度髪型自由というほうが、困ってしまいそうです。

 

その反動で現在こんな長髪にしているわけではなく、これはこれで、髪型を一定に保てるし、散髪行く回数は少ないし、寝癖もつかないし、整髪料もいらない。

 

 

高専時代は髪を染めたり、整髪料つかったりしてたけど、それはそれでいい思い出で、でも今できるかといえば時間の無駄だとしか思えない。

中学生時代を再現してみました。

 

 

あっ、これ顔が老けたままですね。

 

顔も忠実に中学生時代に戻してみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実に男前でした。
個性が前面に出てます(笑)

 

丸刈りが個性を圧迫するかといえば、全く関係ないなと思った次第でした。

 

 

 

カテゴリー : pickup | 芸術

投 稿 日 : 2018年1月9日

イメージの力

建築は、イメージ通りにできるほど簡単ではないが、イメージすることが建築の始まりです。

 

我々が建築を考えるとき、それは部屋をどのように取るのかではなく、この土地の特性から、もっとも豊かになるであろう空間の創出が最優先です。

 

しかし、多くの情報に埋もれて見えにくいイメージもあります。

 

多くの情報とは、不動産としての土地の造られた様相です。

 

特殊な土地ほど、その状態が強く現れます。

 

それは、この土地のこの部分に建てるべきであるといった造られた土地の表情です。

 

当然多くの人、特に自由な建築に携わらない人は、その土地の造られた表情のままに建築すると思います。

 

それも当然建築であり、間違いではありません。

 

それでも見つけることもあるのです。隠された土地の魅力を。

 

見つけてしまったら、いままでのプランも作業も何もかも捨ててでも、それに向かわないといけません。

 

一見無謀に思えても、それがベストであると確信できるなら、それを実現できるように考え行動する。

 

実質的に徒労に終わる可能性も秘めていますが、追求することは無駄ではありません。

 

イメージこそ我々の最大の力であり、最高の建築に近づく術でもあります。

 

休み明けのアイドリングから、一気にギアが入った感じがします。

 

私の格言のひとつ、
「想像しうることは全て実現する。想像しえないものは実現しない。想像しえないのに実現することは他により想像されたものである。」

 

さあ燃えてきました。

 

この感覚が大切です。

 

 

 

仕事はじめ

今日から仕事はじめです。

 

年末年始休暇は皆さんいかがお過ごしでしたか?

 

いや~今回の休暇はまいりました。

 

昨年末に喉を痛め声が出ないのと、左足の膝から下が腫れて膝を曲げると激痛がはしるという状態から休暇が始まりました。

 

喉は風邪とか原因は分かりますが、膝はぶつけたり捻ったりした訳でもないのに、腫れるのはなんで?生まれてはじめての状態です。

 

昨年の疲れが集中?40歳の劣化?

 

いろいろと考えましたが、よく分からないままに回復しました。。。

 

こんなことがあったので、今年は体に気を使おうと思います。

 

さて休みの間、久々に折り紙に興じました。

 

何十年ぶりでしょうか?

 

折り出すと止まらなくなりますね。

 

集中力を鍛えるのにはとてもいい遊びだということが分かりました。

 

ただ、子供のころと違い、折りあがりのフォルムを選んでしまいます。

 

あまりにも抽象化されたものは、折り甲斐がなく、立体的にバランスが悪いものも折る気がなくなります。

 

この歳になるとこれを折りたいという気持ちが沸いてこないと駄目です。

 

見てくださいこのラインナップ!

 

 

この厳選されたバランスのよい折り紙たち。

 

ウサギ、エビ、ツバメ、ネズミ、サメ。

 

この中でも最も美しいフォルムはこれ。

 

 

このエビの美しいこと!

 

この折り方考えた人、天才!

 

無駄のない、シンプルでありながら、エビの本質を最大限に引き出す折り方。

 

そう!これ!建築もこうあるべきだと思いました。

 

2018年は新しいことに挑戦しながらこのエビの折り紙のように本質にこだわった設計を行っていきます。

 

本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

 

カテゴリー : pickup | 芸術

投 稿 日 : 2018年1月5日