Monthly Archives: 2月 2018

知らない世界をのぞく

昼食を食べるとき事務所の近くで、神戸国際調理製菓専門学校の卒業創作展があり、少し寄らせていただきました。

 

普段、調理とか製菓とか見る機会はないので、新鮮でとてもおもしろい時間でした。

 

食材でこんなことができるのかと、興味深く拝見しました。

 

 

ものづくりに携わるものとして、とても楽しい機会でありました。

 

自分の知らない世界に触れることは、自分の考えを見つめなおしたり、飛躍させたりするのに、とても重要であると常々考えています。

 

特に建築は、このような料理も内包しなくてはならないし、様々な多くのものと関わりを持っています。

 

だから内包するものの側からの考え方などを見たり聞いたりしていると、新たな考えが浮かんできたりします。

 

なぜこの色なのか、この形なのか?

 

なぜこの器なのか?

 

すべては意味だと思う。意味なき表現はする必要もなく、意味の弱いものもまたそうであると思う。

 

その意味を考えることが重要なのです。

 

だから出来るかぎり、物事を決め付けて考えないようには心がけています。

 

新たな発見を逃すかもしれないから。

 

今、ロゴ作成のお仕事もさせていただいていますが、この仕事こそ意味そのものであり、意味を形に集約するもっとも分かりやすいものです。

 

端的に意味を備えるということは、非常に難しいし、単純すぎても面白くない。

 

頭を柔軟にし、イメージを広げようと思います。

 

知らない世界をのぞくということは、ものづくりに多くのものをもたらしてくれると考えています。

 

さあ、そろそろ浮かんだイメージをまとめましょう。

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー : pickup | 食事

投 稿 日 : 2018年2月24日

田中六五

日本酒は辛口が好きです。

 

甘いお酒は、口の中に残るなんとも言えないヌチャっとした感じが私には合いません。

 

そんな中、初めてまた飲みたいっと渇望したものがありました。

 

それが田中五六の生酒です。

 

口に含んだときは甘みがあり、喉を通るときには透明感を帯び、最後にキレのよい辛さが現れる。

 

甘みが辛さに変わる瞬間の無こそ、このお酒の美しさかと思います。

 

年末頃しかない生酒は、米の味もしっかりと感じられ酒という領域を超えて、ご飯に食い込まんがばかりの存在感。

 

またこの酒とお食事の相性の深きこと。

 

こういった深みこそ、食に更なる価値を与えるのだと思います。

 

建築もそう、この深みを求めてこそ成るのだと思います。

 

<写真は生酒ではなく、火入れしたもの。想創家Kuboにて。>

 

 

 

カテゴリー : pickup | 食事

投 稿 日 : 2018年2月23日

筋トレによる効果

年とってからは、長続きしない筋トレ。。。

 

若いころは、筋肉を鍛えるのが楽しかったのだが、今では何が楽しいのか全く分からない。

 

特に30歳を超えてからは、ろくに運動もしていないので、体が急速に衰えているのが分かる。

 

運動しないとと思うけど、都合の良い理由を見つけて、なかなか重い腰が上がらない。

 

しかし、なぜかここ2週間欠かさず筋トレが続いている。

 

お腹の脂肪って、触ると冷たくて体温を感じない。

 

それに違和感を覚えて、ふと昔のように腹筋を割ってみたくなって、なぜか続いている。

 

こんな私でも昔はスポーツジムのインストラクターのバイトをしていたことがあった。

 

今では誰も信じてくれないし、自分でも作り上げられた妄想かもしれないと思うほどだ。

 

若かったので、乱暴な指導をしていた。

 

「どうやったら痩せて筋肉質になりますか?」というお客さんの質問に対して、「飯をちゃんと食って、筋トレちゃんとしたら、筋肉質になりますよ。やるかやらんかでしょ。」

 

みたいな感じ。

 

この度は、あまり気張らずにゆっくりと筋肉を作り上げていこうと考えている。

 

まさに大人の筋トレだと思う。

 

無理して負荷をかけると、超回復の前にどこかが損傷してしまう。

 

超回復ではなく、微回復(イメージ)程度を繰り返す。

 

あとは負荷をかけたときに、酸素をその部分に送り込むことを意識して効率を上げる。

 

痩せるという意識は持たずに変換するという意識でやると、なかなか続くものだ。

 

お腹が割れるには程遠いが、インナーマッスルは強化されているのが分かる。

 

最近は駅の階段を駆け足で昇りたくなる。

 

筋肉に刺激を与えると、筋肉が動きを渇望するような感じだ。

 

すると意識も若返るような感覚になる。

 

やっぱり何でも意識なんやなぁと思う。

 

意外と筋肉って意識だけでついてるのかもって考えてしまう。

 

オリンピック選手も並々ならぬトレーニングをして結果を出すけど、それも誰よりも速くとかそんな意識の強さ比べかもしれないなって考えてしまう。

 

そしたらトレーニングせずに意識だけ高めたらいいやんって。

 

こんな人間は、結局のところ本当の意識をもつことはできないのかな。

 

心身ともに鍛えなくては駄目ということですね。

 

この年になっての筋トレはいろんなこと考えられて、実に面白い。

 

筋肉鍛える意外の効果のほうが、魅力的です。

 

 

 

カテゴリー : pickup | 趣味

投 稿 日 : 2018年2月22日

妖怪を見た。。。

ご縁があり、長いあいだ福崎町内でお仕事をさせていただいています。

 

何度もこの土地に訪れているのですが、観光というものはしたことがなく、ふと仕事の合間にどこか行ってみようと思いました。

 

「ガジロウ」という福崎町のゆるキャラ。

 

夜のJR福崎駅でひとりで将棋を指している像があります。

 

初めて暗がりで気づいたときは、ひとりではっとしてしまいました。

 

結構リアルなフォルムで全然ゆるくないのです。

 

もともとかわいらしいカッパのキャラクターがいるのですが、PR力に欠けるということで、このガジロウが誕生したということです。

 

そしてこのイカツさが功を奏して、観光客の人数は増えているということです。

 

そんなガジロウが辻川山公園で見られるという情報を得ました。

 

 

その公園には池があり、そこにガジロウが現れるということでしたが。。。

 

!?池の水位が低いせいか、ほぼ見えて。。。

 

 

こ、これは、醒める。。。

 

アカン、この中途半端な感じが一番辛い。

 

そして、ブクブクブクと水泡で水面が乱れはじめると、ガジロウが子河童と一緒に出てきました。

 

 

 

もう少し池の水位と濁りがほしい!

 

町内ではガジロウについて批判的な声もあるみたいですが、こうやって人が訪れるきっかけになっているのは確かなので、目的としては成功だと思います。

 

民間でやるとガジロウもそんなにインパクトないのかもしれませんが、公的にやるとその効果は絶大ですね。

 

「怖い怖いも好きのうち」というように、まさにそういうことだと思います。

 

 

ガジロウとは、福崎町出身の民族学者「柳田國男さん」の著書「故郷七十年」にでてくる河童をモチーフにしているということです。