身近なものを考える=地下鉄=

最近よく地下鉄を利用する。
今日も神奈川で地鎮祭があり、新幹線・新神戸駅までの乗り継ぎで利用しました。

 

電車を待っているときによく考えることがある。

 

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<神戸市営地下鉄・新神戸駅>

 

なぜこんなに殺風景なのか。。。

 

色が少ない。
仮設的。
温かみがない。

 

こんなことを考えてると、電車の待ち時間もすぐに過ぎてしまうけど、
こんなことを考えて時間が過ぎるよりも、もっと心地よく過ごせないものか。。。

 

路面電車と違って、自然光がないので、空気も比較的どんよりとしています。
さあどうしたものか。
もっと心地よい空間だと、待ち時間も楽しいのにと、
ふと、フランス・パリの地下鉄のことを思い出します。

 

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「cluny la sorbonne」
国立中世美術館近くにある地下鉄の駅。

 

ひとり旅の寂しさを癒してくれた駅です。

 

駅がひとつの空間として演出されています。
ホームの上部から広がる明かりは、ヴォールトの天井面を舐めて、
必要なところは明るく、全体としてここちよい明かるさの空間に。
おのずと天井を見上げてしまうような素晴らしい演出です。

 

防犯や安全などいろいろ考えることもあると思いますが、気持ちも豊かになるとそういった面でも有効だと思います。
圧倒的な空間だと、ホームでの歩きスマホも減るかもしれませんね。

 

電車に乗るためだけの場所ではなく、そこで過ごす場所ととらえれば、また違った移動のあり方が生まれてくると思います。

 

駅にくると癒される。
駅にくると話が弾む。
駅にくると活力が沸いてくる。

 

いろんな色のある駅を利用することが楽しくなるような、
そんな移動が実現したらもっと素晴らしい毎日になるでしょう。