Category Archives: 日本建築

神戸・三宮店舗 左官下地

今日は、打ち合わせや内業等々で、店舗の現場には行けなかったのですが、
現場監督兼金網職人さんが、写真を送ってきてくれました。

曲面左官部分の下地が仕上がりました。

神戸・三宮店舗 左官下地

金網を編んで左官下地を構成する作業は前回少しだけお手伝いしましたが、
かなり大変です。

神戸・三宮店舗 左官下地

今日の作業終わりに、
「今日は燃え尽きた...」
という電話を金網職人さんからもらいました。

ほんとにお疲れさまでした。
これで、左官仕事がスムーズに行くはずです。

静と動の左官仕上げが始まります。

コンセプトでもある、日本的な秩序がない上で、日本を表現できるかどうか。
この左官仕上げにかかっていると言っても過言ではありません。

乞うご期待。

神戸・三宮店舗 左官下地

カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2013年6月26日

THE 職人

神戸・三宮の店舗工事の下地作業が進んでいます。

主に左官仕上げとなる部分の下地作業です。

大工さんはもちろんですが、珍しい職人さんもいます。

まずはマジック職人です。
一般的な建築工事では、まずお目にかかれない職人さんです。
下地材を貼り付けるための曲線や、下地材を曲線にカットするためのラインを描きます。

THE 職人

THE 職人

そして次は、金網職人です。
これまた建築工事では珍しい存在です。
左官仕上げのための下地に金網を貼り、面をつくります。

THE 職人

THE 職人

多くの職人さんにより造りあげられていく空間。
いいですね。

カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2013年6月20日

平成の京町屋

平成の京町屋展示場に行ってきました。

平成の京町屋

ここでは、母校である京都建築専門学校も京町屋を建てています。
滋賀県で打ち合わせを終えたあと、その見学に行ってきました。

ちょうど、学生たちが版築塀を突き固めているところでした。
監修された畑中久美子さんは、おられませんでしたが、私も少しだけ突かせてもらいました。

平成の京町屋
<学生に混じり力強く突き固める私>

本当にいいものは皆の心が細部までこもるが、手間もかかる、お金もかかる。。。
いいものを作りにくい時代になりました。

手仕事がどんどん減り工業製品を組み立てるだけの時代に。。。
学生たちには、この町屋建築の経験を進化させ次へ繋げてもらいたいと思います。

当然、私も頑張ります!

平成の京町屋

カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2013年2月12日

鬼に訊け

今日は仕事の合間に映画館に行きました。
宮大工西岡常一の遺言「鬼に訊け
というドキュメンタリー映画です。

法隆寺修復および薬師寺の再建に力を注いだ、宮大工棟梁です。
学者と建築についてしばしば論争を繰り広げ、日本建築の伝統を守り、
そしてその素晴らしさを体現した、まさに日本建築の鬼です。

木のことを深く熟知し、それを扱う精神性に至るまで、
建築を業としている私たちにとっても超越した存在であるといえるでしょう。

この映画に中で棟梁から発せられる言葉のひとつひとつに
建築に対する心のありかたが込められているように感じました。

「千年の檜には千年のいのちがあります。
建てるからには建物のいのちを第一に考えなければならんわけです。
風雪に耐えて立つ_それが建築本来の姿やないですか。
木は大自然が育てたいのちです。
千年も千五百年も山で生き続けてきた、そのいのちを建物に生かす。
それがわたしら宮大工の務めです。」

建築を通して日本人の心を呼び覚ます、
素晴らしい映画だと思います。

鬼に訊け

明日12/4(火)まで神戸映画資料館にて上映されています。
是非!

神戸映画資料館
http://kobe-eiga.net/

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カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2012年12月3日