Category Archives: 日本建築

新鮮な感覚を求めて。。。枚方にて

5日間のお盆休みも残り1日となりました。

今日は枚方で、小学校の時の友人と会う約束をしていました。

新鮮な感覚を求めて。。。枚方にて
<京阪電車 なんかいい内装です>

とは言っても、小学校3年の時に私が神戸に引っ越して依頼ですから、
会う友人の一人は私のことを憶えていないということでした。
しかしながら、わざわざ時間を割いて会ってくれることになりました。

小学校の3年間のうち同じクラスになったのも1回か2回?
その時に引っ越した私を、27年の時を遡って思い出すのは難しいでしょうね。

去った側は、枚方の時の友人ということで、ひとつのカテゴリとして記憶に定着
させているから、記憶が曖昧になったとしてもある程度憶えていられるのだと思いました。

とても懐かしくとても良い時間を過ごすことができました。

枚方にはある程度の間隔で訪れていますが、なぜそんなに執着があるのか?
私が今までに居住したことのある、神戸京都バルセロナのような観光名所ではありませんし、
一般的には、ひらパーくらいの認知度ではないでしょうか。。。

過去を懐かしむため?
それも一部にはあると思いますが、私自身の中ですごく大事にしたい感覚のためです。

生まれも育ちも同じ若しくは近い場所におられる方の感覚は分かりませんが、
私にとって幼少期の何事も新鮮だった時期というものが、引っ越すことによって切り離されたような感覚があるのです。

その狭い地域の表層しか見ていなかった若年の時期で記憶が止まっているので、
より新鮮さが際立っているのかもしれません。

歳を重ねると心躍るようなことや、計り知れない恐怖心というものが、
経験や知識によってぼやけていきます。
それは生きていくうえで、より過酷な状況を乗り越えるのに必要なことだと思います。
より安全な方向へ楽な方向へ、ものごとを遂行することも可能になります。
ただそれは私にとっては、退屈と感じる部分もあるのです。

うまく表現できてませんが、
新鮮に思える感覚を持ち続けて、新鮮なものを生み出す。
それが私にとって最も大切な感覚です。

そのために枚方が、パワースポット(なんか安っぽいな。。。)、
フレッシュスポット(これも軽いな。。。)、
なんせ重要な場所となっています。

帰り京阪枚方市駅から電車に乗らず、枚方公園駅まで歩くことにしました。
枚方公園駅の間際にふと線路沿いを見ると、小高い場所にお寺がありました。

新鮮な感覚を求めて。。。枚方にて

そして少し寄って帰ることに。。。
「浄土宗 臺鏡寺」
このようなお寺があることを知りませんでした。

新鮮な感覚を求めて。。。枚方にて

このお寺について調べていると、とても興味深い言い伝えがありました。

新鮮な感覚を求めて。。。枚方にて
広報ひらかたWEB版(平成15年1月15日)より

とてもミステリアスな町です。

カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2013年8月18日

神戸・三宮店舗~玄関看板ペイント~そして角刈り~そしてちょび髭~

神戸・三宮の飲食店、想創家Kuboが8/8(木)にオープンします。

というわけで工事もほぼ終わっています。

入口の鉄のドアに「想創家Kubo」の文字を関係者で筆入れしました。

失敗したら、角刈り+ちょび髭という条件の中、
みんな集中して筆を入れます。。。

神戸・三宮店舗~玄関看板ペイント~そして角刈り~そしてちょび髭~

神戸・三宮店舗~玄関看板ペイント~そして角刈り~そしてちょび髭~

神戸・三宮店舗~玄関看板ペイント~そして角刈り~そしてちょび髭~

神戸・三宮店舗~玄関看板ペイント~そして角刈り~そしてちょび髭~

最後に型紙を剥がして完成・・・文字からはみ出ているペンキが・・・
私が書いたところ・・・。

神戸・三宮店舗~玄関看板ペイント~そして角刈り~そしてちょび髭~

角刈りコール!!!
「かっくがり!かっくがり!・・・」

もう少しで工事も終わりますが、とても楽しい現場でした。
たくさんの人の思いがこもったお店。

来週からは、客として訪れることになります。
皆さんも是非いらしてくださいませ。
下の写真のような角刈りちょび髭も居るかもしれません。。。

神戸・三宮店舗~玄関看板ペイント~そして角刈り~そしてちょび髭~

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投 稿 日 : 2013年8月3日

神戸・三宮店舗左官仕上げ開始

左官の上塗りが開始されました。
ここから2週間ほどで、空間が変化していきます。

早くも凄い空間になりそうな予感がします。
そう思わせるのが、これらの壁です。

神戸・三宮店舗左官仕上げ開始

神戸・三宮店舗左官仕上げ開始

繊細かつダイナミックな紋様。
左官だからこそできる仕上がりです。

造形美。。。
職人芸。。。

どちらも感じることができる
贅沢なお店になります。

それに加えて最高の料理。。。

完成が楽しみです。

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投 稿 日 : 2013年6月30日

スイス省エネルギー基準の家 竣工 そして。。。

近江八幡市小舟木エコ村にあるスイスの省エネルギー基準ミネルギーPエコ※)の家が竣工しました。
長く時間の掛かったプロジェクトでした。

スイス省エネルギー基準の家 竣工 そして。。。
<アクセントとなる赤い輻射式冷暖房ユニットHR-C>

前に勤めていた設計事務所で設計担当をさせてもらい、
途中グランデザインとして開業後も、引き続き担当させていただいていたお家です。

スイス省エネルギー基準の家 竣工 そして。。。
<外周壁はすべてクレイパネル(土パネル)にプラスター塗装>

日本で初のスイスの基準を満たしたお家とあって、
日本では類を見ない仕様のお家となりました。

スイス省エネルギー基準の家 竣工 そして。。。
<窓は全てドイツPAZEN社製、木製トリプルガラスサッシ>

スイス工科大学などの協力もあり、スイスとスカイプで会議をしたり
または、日本にはない木造構造ということで、東京の構造設計事務所の
協力を得たりと、ほんとに多くの人の力が集約したプロジェクトでした。

スイス省エネルギー基準の家 竣工 そして。。。
<コルクタイルの床といい色合いの壁(ミスティックマウンテン色)>

何より労力を費やしたのは、このお家のお施主さんです。
多くのプロジェクト関係者の中心に立ち、施主自ら全てをまとめきりました。
途中でプロジェクトを諦めてしまいそうな困難な問題も多々ありましたが、
どんな時でも前向きに物事を遂行されました。
設計の担当をさせてもらいましたが、ほんとうに頭が下がる思いです。

そして工事を行った工務店さん、職人さんたちにも
感謝の気持ちでいっぱいです。

この近江八幡市の小舟木エコ村には、約5年ほどかけていろんなお家の設計を担当させてもらいましたが、
このお家の竣工でひとまず区切りです。

はじめに前事務所の所員として、このエコ村に訪れた時は家はほとんど建っていませんでした。
改めて見渡すと家がたくさん建ち並んで、村としての営みがあります。

最後に、約5年間工事だけでなく多岐にわたりサポートをしてくださった工事責任者の方に
絶対的な信頼と、尊敬を込めて、
個人的に感謝の意を表します。

スイス省エネルギー基準の家 竣工 そして。。。
<最後に記念撮影。工事責任者の岸本さん、そして私。 男前、そして男前。。。>

また別の形でいいものを一緒に造れることを願います。

<ミネルギーPエコ>
スイスのミネルギー協会が定める国内で最も厳しい基準。
端的にいうと、ドイツのパッシブハウス基準よりも厳しく、かつ環境性・健康性に配慮した基準。

カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2013年6月27日