Category Archives: 日本建築

La Piccola Cucina

今日ようやくイタリアン・カフェ・ダイニング
LaPiccolaCucina(ラ・ピッコラ・クッチーナ)
の竣工写真を撮影しました。
オープンして早や3週目です。

「LaPiccolaCucina」とは、イタリア語で「小さな厨房」という意味。

この店のオーナーは、小学生のときからの友人です。
私がデザインした店で、彼が料理を出すということは、とても不思議なことです。

小学校のときには全く考えてもいなかったことですが、
お互いにいい歳になり、尚こんな形で繋がっているのは貴重です。

LaPiccolaCucina

親友のお店ということで、もっと深く文章を書けると思ったのですが、
いざ書くと、なんか言葉では表現できませんね。。。。
なかなか感じることのない感情です。。。

素人撮りで見苦しいですが、店内の写真です。

http://www.gran-design.com/photo-LaPiccolaCucina.html

とてもおいしい料理が楽しめますので是非行ってみてください。
(値段もお手頃です。)

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カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2012年11月28日

ミニレクチュア in 京都建築専門学校

我が母校である京都建築専門学校でミニレクチュアをさせていただきました。
先生から、「君が学生時代に知りたかったことを話してくれればいいよ」ということで・・・。
学生時代に知りたかったことは、毎日山積みでしたし、今もたくさんのことで溢れています。
ミニレクチュアということで短時間だと勝手に思い込んでいましたが、
再度事前確認すると、1時間半という授業の1コマでした。
1時間半はミニになるのかな・・・?
いや、ノーマルでしょ。
ミニレクチュアin京都建築専門学校
改めて考えると、8年前はこの教室で授業を受けていたんだなと、
不思議な気持ちでした。
学生時代に知りたかったこと・・・
毎日建築のことを考えてた学生の頃の思考を1時間半では伝えきれるはずもなく、
そして建築については、生涯勉強と思っているので。
ただ学生の頃にはなかった、見えない責任というものに真摯に向き合わないといけない。
そして建築ということはそう簡単なものではないという覚悟を持って実務に従事してもらいたい。
デザインというものは特に評論しにくい部分だと思いますし、
世界中のすべての人が良いというものを個人が造りだすということは、至極困難であると思います。
完璧な答えがないという困難さに向かっていく強さを持って、日々勉強してほしいと思います。
最後に先生に、もっと「人前で話する練習をしなさい」と叱られました。
ドンくさい授業で申し訳ない!
まだまだ勉強しなければ・・・と痛感いたしました。
思いのほか学生さんたちが、きちんと聞いていてくれていた様子だったので、
少しばかりホッとしています。ありがとう。
「なんやあの髪ボサボサでヒゲのオッサンは偉そうに」と思われていたでしょうか?
そう思われていればいいなと思います。
こんなオッサンでも建築できてるんやから。。。
若い人たちはもっともっと頑張ってほしいです。
京都建築専門学校の先生方、事務員さん、良い機会を与えてくれてありがとうございました。
自分にとっても、見つめ直す良い場となりました。
ミニレクチュアin京都建築専門学校
学生時代によく通った町屋カフェにて昼食がてらブログ投稿。。。
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カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2012年11月21日

ニュータウンの傍に

明石のマジックBARに一人で訪れたときのこと。
ニュータウンの傍に(如意寺)
カウンターで隣に座っていた歌手と建築話になり、
その方が教えてくれました。
西神南ニュータウンの傍の山間に、とても魅力的なお寺があるということでした。
「如意寺」という天台宗の仏教寺院です。
恥ずかしながら知りませんでしたので、早速行ってみることに。
普段よく通る道から入って行くと、道路の途中に三門が現れました。
近づくと、きちんと仁王像(鎌倉時代)が守っています。
ニュータウンの傍に(如意寺)
<三門>
ニュータウンの傍に(如意寺)
<仁王像>
そこからしばらく奥へ進むと伽藍に辿り着きます。
三門から結構な距離があったことから、かなり広大な寺域だったことが分かります。
ニュータウンの傍に(如意寺)
ニュータウンの傍に(如意寺)
現存するのは、阿弥陀堂(鎌倉時代初期)、三重塔(南北朝時代)、文殊堂(室町時代)のみで、本堂は第二次世界大戦の後に解体されたようです。
この内、阿弥陀堂は神戸市内最古の建造物。
ニュータウンの傍に(如意寺)
<阿弥陀堂(常行堂)入母屋造、とち葺き形銅板葺き>
ニュータウンの傍に(如意寺)
<文殊堂 入母屋造、本瓦葺き>
ニュータウンの傍に(如意寺)
<文殊堂 内部>
ニュータウンの傍に(如意寺)
<三重塔 本瓦葺、高さ21.33M>
ニュータウンの傍に(如意寺)
<本堂跡 礎石のみ残っている>
山に囲まれていて、来訪者が誰もいなかったせいか、約600年前にタイムスリップしたようで不思議でした。
まさか数百メートル先にニュータウンがあるとは思いません。
とても静かです。
それにしても美しい屋根です。
雨をより遠くに、そして優しく地上に落とす。
理にかなった形状です。
本堂がないということが、なんとももどかしい気分になります。
どのような美しい建物だったか考えることが、また楽しい。
力強くも優しい。
言葉で表現できない美しさがある。
改めて日本の建築美を体感したのでした。
近くにお住まいの方、訪れてみてはどうでしょうか。
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カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2012年11月5日

終わりと始まり

昨晩、恒例のツバメ会を行いました。
何度か開催されたこの会も終わりを迎えました。
終わりと始まり
ツバメ会とは、某一流料亭女将と某一流割烹料理長と私のお食事会です。
なぜ解散ということになったのかよく分かりませんが、なんせ解散なようです。
ひとまず皆それぞれやるべきことをやって、また復活する日を楽しみにしています。
今日、店舗工事でファサードのサインを取り付けました。
ここまでくると、始まるんだなと実感します。
終わりと始まり
私の仕事も完成してからが始まりです。
来店するお客さんが、どういう反応をするのか、どういう気持ちになるのか、
それが一番大切であって、建物を完成させることが終わりではないと思っています。
店舗に限らず、住宅でも同じこと。
そこでどう過ごすのか。。。
ほんとうの楽しみがもうすぐ始まります。
ツバメ会、店舗工事、形は違えど、
終わり=楽しみの始まりナリ。
終わりと始まり
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カテゴリー : 日本建築

投 稿 日 : 2012年10月29日