Monthly Archives: 3月 2018

一撃必殺のクーピー

何度も訪れている、大阪市立自然史博物館へ。

 

今回の特別展は、「恐竜の卵」で、恐竜誕生に秘められた謎に迫ります。

 

展示は卵・卵・卵。

 

神秘的なネタなんですが、息子には少し刺激が足りなかったようです(笑)

 

帰ってきて、展示されていたトルヴォサウルスの骨格の絵を描きました。

 

しかし、置いてあったクーピーペンシルで描きはじめたのですが、細部が描き辛い。。。

 

すぐに先が丸くなるし、塗り重ねも色がのりにくい。

 

しかし全体を意識して描くと、発色の柔らかさでとても良い表現になります。

 

クーピーが醸し出す魅力にどんどん手が動きます。

 

ふと、クーピーってどういう意味?という疑問が沸き調べてみると。

 

「COUP」(クー)はフランス語で打つという意味で、最後にYをつけて呼びやすくした造語ということでした。

 

全部が芯という独特な色鉛筆で、市場に「一撃」を加え、トップブランドになるためにという思いが込められているということです。

 

見た目にやさしい印象の裏に、「一撃」という強い思いがあるとは知りませんでした。

 

子供たちが、一撃必殺の色鉛筆で一心不乱にお絵かきしていることを想像すると笑えます。

 

そういう私も一撃必殺のクーピーに心を奪われていたのかもしれません。

 

あぶないあぶない。

 

クーピー恐るべし。

 

 

 

 

カテゴリー : pickup | 恐竜

投 稿 日 : 2018年3月12日

高槻市にて上棟

本日は高槻市にて住宅の上棟式を行いました。

 

 

昨日までぐずぐずしていた天気も、この時とばかりに快晴で、素晴らしい一日となりました。

 

1/50スケールの2D図面が、眼前に1/1スケールの立体物が現れると、何度も経験してきた我々でもこの時はひとしお感慨深いものがあります。

 

 

設計コンペで弊社を選んでいただいて、9ヶ月ほど経ちました。

 

初めてお会いしたときには、まだ立つことを覚えてなかったお子さんも、自由に歩き回るほどに成長し、私の顔を見る度泣いていたのも、今では笑顔を見せてくれるようになりました。

 

これほどの時間をかけて造り上げるということは、生涯でほぼ無いと思いますし、それに携わるお仕事だということをとても貴重に思います。

 

そう言いながらも建築工事としては、まだ序盤です。

 

工事関係者と協力して、これからも思いを注入していきますので、お施主様には引き続きお付き合いよろしくお願いします。

 

本日はおめでとうございました。

 

 

 

アンマーのソーキそば

本日の昼食は、沖縄出身のスタッフのアンマー(お母さん)から送っていただいた、ソーキそばを事務所で軽く調理して食べました。

 

コクはありながらも、ラーメンのように後味が残らない、さっぱりとした感じで、とても美味しくいただきました。

 

 

たまには事務所で調理するのもいいもので、やっぱりその場で火を通して食べるのは格別です。

 

こうして沖縄を感じながらより雰囲気を高めるために、私がアンマー、アンマーって言ってると、スタッフが沖縄でアンマーなんて誰も言いませんよと、私の中の沖縄観を薄めてくるのです。

 

イメージというものは様々な要素で勝手につくり上げられます。

 

確かに、神戸のことをおしゃれな町というイメージで話してこられる他府県の方がおられますが、私の周りにはおしゃれと思っている人は誰一人いないです。

 

むしろ、もっとなんとかせなアカンやんと思っている人ばかりです。

 

この話は長くなるので置いておいて、私の沖縄イメージによると、エメラルドグリーンの海を背景に息子を気遣うアンマーの笑顔が浮かんできます。

 

そしてどこからともなく三線の音が聞こえてきて、それに合わせてフクギがそよいでいる、そんなのどかで穏やかなイメージに包まれます。

 

ほんとに贅沢な昼食でした。

 

「あんまー、にふぇーでーびる。くゎっちーさびたん」

(お母さん、ありがとう。ごちそうさまでした。)

 

この言葉も使いませんよと言われそうですが、私なりの気持ちを込めて。

 

 

 

 

カテゴリー : pickup | 食事

投 稿 日 : 2018年3月6日

傾斜地に建つ住宅

今日は天気も良く、目神山にて新築住宅の配置確認をしました。

 

 

この住宅の設計は、土地の造成を最小限とするために、傾斜地の沿った基礎形状としています。

 

敷地の高低差に合わせて、階層を設定しているので、斜面にへばりついた平家という感じです。

 

敷地の条件に応じて建築を考えるというのは、毎回もっとも悩ましいことですが、建築の大筋を決定するもっとも大切なことです。

 

特殊な敷地であるほど、その意味が大きく現れます。

 

建築設計事務所は特殊な建築を設計すると一般的に思われがちですが、むしろその土地に対してもっとも素直で無理をしない考え方をしていると言えます。

 

我々にとっては、土地の形状に関係なく無視して同じような形状の建物を建築するほうが特殊で違和感を感じます。

 

おっと、危ない危ない、なんか攻撃的な感じの文章になってしまいましたね(笑)

 

それだけ、敷地条件が建築の本質に大きく関係するということを言いたかったわけです。

 

そういう意味でこの傾斜地に建つ住宅は、他の敷地では建つことのない形態となっています。

 

完成したものを見てもらえれば、無理がないということを分かってもらえると思います。

 

さてこの度も、建築というものを目一杯考えて建築します。